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平成25年度 機関評価報告書 外部評価 | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

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(1)

平成25年度

機 関 評 価 委 員 会

開 催 報 告

平成26年2月

(2)

平成25年度

機関評価委員会の開催報告について

大分県産業科学技術センター(以下「センター」といいます。)は、県内企業の技術的支援を目的

として設置された公設試験研究機関です。センターでは、大分県商工労働部による「おおいた産業活

力創造戦略」

に基づき、

「中期業務計画」

で5年間の業務目標を定め、

技術支援業務、

研究開発業務、

他機関との連携や科学技術の振興に関する業務を行っています。

また、平成18年度から業務評価制度を設けて、センターの運営や業務全般の遂行状況について、

大学、企業、産業支援機関等の外部委員に評価していただく「機関評価委員会」を毎年度開催し、そ

の評価結果をもとに業務改善に努めているところです。

平成25年度の機関評価委員会では、センターの組織・運営、技術支援業務、研究開発業務、振興

業務の4つの評価対象について、昨年度の委員会でご指摘・ご提言いただいた内容に関し、その対応

や改善の状況を説明し、各委員から各評価項目に関する意見や提言をいただきました。

この度、平成25年度の機関評価委員会における評価結果とそれに応えるべく今後の業務方針や改

善対策などについて取りまとめましたので、報告いたします。

平成26年2月

(3)

● 平成25年度

機関評価委員会 資料

評価項目別の委員のコメント(要旨)

・・・・・

○ 機関評価委員会実施要領

・・・・・

1 機関評価委員会の概要

(1)評価対象及び評価項目

(2)評価方法

(3)委員会の構成

2 平成25年度 機関評価委員会の概要

(1)日時

(2)会場

(3)機関評価委員名簿

(4)機関評価委員会 配付資料一覧

平成25年度 機関評価委員会の評価結果と今後の対応

(1)評価結果

(2)今後の対応

①「組織・運営」関係

②「技術支援業務」関係

③「研究開発業務」関係

④「振興業務」関係

⑤「総合評価」関係

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

(4)

1 機関評価委員会の概要

大分県産業科学技術センターでは、業務を適正かつ効率的、効果的に実施するために、業務

評価制度を設けています。

その制度の一環として、大学や産業界など外部の有識者にセンターの組織・運営や業務につ

いて評価を受ける機関評価委員会を、平成18年度から開催しています。

(1)

評価対象及び評価項目

評価対象を4つに分類

(①組織・運営 ②技術支援業務 ③研究開発業務 ④振興業務)

し、

それ

ぞれの評価対象について、3つの評価項目を設定しています。

評価対象

①組織・運営

評価項目

1.人員と予算は効果的に運営されているか

2.業務評価への取り組みは適切か

3.職員の人材育成への取り組みは適切か

評価対象

②技術支援業務

評価項目

1.技術相談・技術指導への対応は適切か

2.依頼試験・機器貸付への対応は適切か

3.技術研修等による企業技術者への取り組みは適切か

評価対象

③研究開発業務

評価項目

1.研究開発課題の決定は適切な方法で行われているか

2.研究開発の実用化に向けた取り組みは適切か

3.研究開発成果の移転・事業化の取り組みは適切か

評価対象

④振興業務

評価項目

1.他機関との連携は適切に図れているか

2.成果の普及・広報への取り組みは適切か

3.科学技術の振興への取り組みは適切か

(2)評価方法

4つの評価対象に関する内容説明の後、

質疑応答を行い、

機関評価委員会終了後、

評価項目ご

とのコメント、総合評価(コメント)により実施します。(後日メールなどで提出)

(3)委員会の構成

委員は10名以内とし、大分県産業科学技術センター長が指名する者。

・委員長は、委員の互選による。

(5)

2

2 平成25年度 機関評価委員会の概要

(1)日

時:平成25年11月26日(火) 14:00~16:00

○センター長挨拶

○委員紹介

○職員紹介

14:00~14:20

○委員長選出

○委員長挨拶

○議

センターの概要及び平成24年度

機関評価委員会の評価と対応

①組織・運営 14:20~15:20

②技術支援業務

③研究開発業務

④振興業務

⑤中期業務計画について

(休

憩)

(15:20~15:30)

○委員協議(第2研修室)

15:30~15:50

○委員会講評(第1研修室)

15:50~16:00

(2)会

場:大分県産業科学技術センター

第1研修室

(3)機関評価委員名簿

(順不同)

氏名(敬称略) 所 属 役 職 備 考

田中 充 ◎ 大分大学 工学部教授

戸髙 信義 ㈱二豊鉄工所 代表取締役会長 産:機械加工(地域結集企業化統括)

村田 勝 ㈲由布院散歩道 技術顧問

産:食品加工(別府大学短期大学部名誉教授)

産創機中小企業支援アドバイザー

小原 文男 ㈱コイシ 代表取締役

産:土木工事測量/土木支援商品の開発・販 売

吉松 研一 ㈲ビジネスブレーン ※中小企業診断士(工鉱業)

(一社)大分県中小企業診断士協会監事 木本機器工業㈱技術顧問

足立 紀男

NPO 法 人 技 術 サ ポ ー

トネットワーク大分

理事長 NPO法人(企業支援事業)

大友 清貴 大分県商工会連合会 事務局次長兼経営支援課長 支援機関(中小企業診断士)

◎印:委員長

(4)機関評価委員会 配付資料一覧

・おおいた産業活力創造戦略2013

パンフレット

・平成25年度

業務概要

・大分県産業科学技術センター

第2期中期業務計画

(6)

平成25年度 機関評価委員会の評価結果と今後の対応

(1)評価結果

平成25年度機関評価委員会の評価結果は、資料「平成25年度機関評価委員会 評価項目別

の委員のコメント」のとおりです。

(2)今後の対応

センターでは、外部評価委員の意見や提言を踏まえて、今後、以下のような業務推進や改善に

努めることとします。

①「組織・運営」関係

利用企業アンケート結果の内容や技術相談・企業訪問等の現場でいただいた声を基にして、

用者の十分な満足に至っていない諸点について、

課題の抽出やきめ細かいフォローアップを行う

など、

企業支援のためソフト面の質的な充実を図っていきます。

また、

エキスパート人材育成に

むけた専門技術研修やコーディネート能力向上のための研修の受講機会の増加など、

職員の総合

的な資質向上についても引き続き取り組んでいきます。

②「技術支援業務」関係

技術指導・技術相談にあわせ、中小企業の抱える技術課題の掘り起こしと適切な対応を行うと

ともに、企業間の連携による取り組みなど、より発展的な問題解決を図ります。また先進的な試

験機器の導入についても引き続き検討していきます。さらに企業技術者のレベルアップのため、

ものづくりの最新技術や基盤技術(品質管理技術等)

、各種法令や国際規格(ISO

等)に関する

企業向け研修を拡充していきます。また、個別企業の研修ニーズにも対応できるようオーダーメ

イド型技術研修を実施していきます。

③「研究開発業務」関係

新たな産業創出を目指して、

戦略的分野におけるセンター独自の技術開発とその成果の技術移

転にむけて取り組み、研究の適切な進捗管理と知財獲得の強化を図っていきます。また、引続き

企業ニーズに対応した共同研究にも積極的に取り組み、

成果の事業化率向上を目指していきます。

加えて、

既設の研究会等への積極的な参画やセンターの技術シーズを核とする地場企業の強みを

生かした連携プロジェクトを推進し、外部資金の獲得を目指します。

④「振興業務」関係

企業が抱える経営や知的財産、人材育成、設備投資、販売促進など様々な課題の克服と将来的

なイノベーションのため、県内外の他試験研究機関や大学等研究機関、知的財産に関する機関、

経営や金融等に関する機関等との支援機能の補完・強化のための連携を図っていきます。また、

県内企業の産業競争力向上のため、

関係機関と連携して県域を越えた広域的な事業展開を図って

いきます。加えて、支援事例集等によりセンターの成果をより積極的・戦略的に広報することで

センターの認知度と利用率の向上を図っていきます。

⑤「総合評価」関係

(7)

4

● 平成25年度機関評価委員会 評価項目別の委員のコメント

①「組織・運営」関係

評 価 項 目 委 員 コ メ ン ト の 要 点

1.人員と予算は効果的に運営

されているか

(評価意見)

・平成24年12月に終了した地域結集型研究開発プログラムでの研究の継続発

展に向けて電磁力応用技術センター、電磁力担当を新設したことは評価できる。

・電磁力応用技術は、今後市場性が期待できる分野だと思われる。技術的分野のカ

バーだけでなく、導入・販売に関する技術的支援の活性化が期待される。 ・平成25年度の受託研究費が従来に比べて増加したことは評価できる。 (課題提言)

・電磁力応用技術センターについては、大分大学の共同研究講座との連携強化や、 担当研究員の大学への時間外派遣、外部資金獲得のための柔軟な対応を望む。 ・時代にマッチした組織運営、他県との比較により身の丈に合った展開が必要。 ・支援業務は、九州の他県と比較すると予算が少ない。研究はもとより中小企業

支援は企業にとって重要。 ・外部資金をもっと確保すべき。

・同じような悩みをもつ企業などを連帯させ、仲間内で悩みを解決できるように していく必要性も出てきている。

(その他)

・目的に向かって進んでいるかが大切。

・「あなたの会社の研究室」が目的であれば、どんなところに人を配置してこん な研究室になれるように業務を行っているという説明なら分かりやすかった。

2. 業務評価への取り組みは

適切か

(評価意見)

・利用企業等へのアンケート結果で運営評価をしようとしている点は良い。 (課題提言)

・業務指標は、量的な目標達成だけでなく、質的な観点からの検証も必要。 ・利用企業・利用者アンケート調査では、「不満足」の比率の低さに言及するよ

り、「ほぼ満足」「一部目的が達成できた」で何が不足したのかを明確にし, 必要な改善を図ることが有益だと考える。回収率の向上と回答企業に対する現 地ヒヤリングなども必要。

・利用企業アンケート結果では、コスト改善・生産性向上に対して成果有の回答 が少ない。今後、海外との競争力強化という意味も含め重要だと思う。中小企 業は、ハード面だけでなくソフト面での支援を必要としている。

・利用企業へサービスを提供した研究員の感想は?実際に利用企業と接触してい る研究員の意見も聴取しながら評価することも求められる。

・外部研修者の受け入れが必要。

・ソフト面での支 援をセンタ ー単独で実施する のは困難な 面があると思うの で 産・学・官・金の連携システム化が出来ないかと期待している。

(その他)

・研究機関であるのか?試験場なのか?

3.職員の人材育成への取り組

みは適切か

(評価意見)

・限られた予算、限られた職員数で地道に人材育成に取り組んでいる。

・専門的な知識の習得やコーディネート力の向上を図るため研修に積極的に参加 していることは大変良い。

(課題提言)

・43名の研究員がいることを考慮すれば,研究員の研修実績が不十分。研修機 会を増やす努力が必要。

・各研究員のコーディネート能力を向上させることは、企業ニーズを把握し、他 の機関との連携、企業間のマッチング、利用者の信頼度を高めるために必要。 ・大きく動いている現在に対処するためにはもっと先を見つめた人材育成が必要。 ・研究室より試験室のようになっていたら目的と大きく変わる。研究室を作るの

ならその仕組みが必要。予算面で大胆な事をしていかない限り「あなたの会社 の研究室」の実現は困難。

・コーディネート能力は能力考課に反映されているか。また、MOT、コーディネ ート養成講座を修了した研究員は、実地支援を通してどのような感想を抱いて いるか。

(8)

②「技術支援業務」関係

評 価 項 目 委 員 コ メ ン ト の 要 点

1.技術相談・技術指導への

対応は適切か

(評価意見)

・平成24年度の技術相談件数が前年度と比較して20%程度増加しており、時間 外の対応も含めて,基本業務を着実に実施している。

・企業訪問件数は、年間目標500社を10%近く下回っているが、特に問題はない。

・良好。技術支援は適切に行われている。

・技術相談・技術指導はセンターの主たる機能で、件数や訪問企業数の推移からも 頑張っていることがわかる。真の評価基準を設定する必要も感じる。

(課題提言)

・技術相談や企業訪問等によって相手の要望をどの程度満足させられたかについて

質的な検証も行ってほしい。

・技術相談や指導などはセンターの枠内で行われている感じがする。企業の連帯に

よって、もっと企業同士で課題が解決できるようにしなければ県全体の底上げは

望めない。技術相談に併せてグループ化の仕事にも目を向けるべき。

・ものづくり補助金に応募する中小企業へのプラン・書類作成支援を行ったことに より、高い採択率を実現したことは成果としてもっとアピールすべきでは。

・訪問企業数の増加に向けて、中小企業の課題を掘り起こす機能課題の提案等の充

実に期待する。

・現役の職員に限らず、OB人材などの活用を検討していただきたい。

・時間外対応は延長時間に制限があるが、企業側のニーズはどうなのか。必要であ れば柔軟な対応も検討いただきたい。

(その他)

・技術とはなんぞやになるが、基本は分かりやすく、みんなに示すことが出来る事

が技術支援だと考える。それが出来る人は、世の中にそんなにいないかも知れな

いが、学校に行ってない人ほど、支援出来る人が多いと感じる。

2.依頼試験・機器貸付への対

応は適切か

(評価意見)

・平成24年度の機器貸付件数は前年度と比較して20%以上増加している。一方、

依頼試験件数については10%程度の減少が見られるが,時間外貸付を含めてこ

れらの業務への対応は順調に行われていると判断される。 ・土日時間外の対応も、事業者側のニーズに対応できている。

・今年度は3次元プリンターを購入するなど、時代のニーズや事業者のニーズを把 握し、限られた予算の中で対応している。

・良好。適切に対応されている。 (課題提言)

・試験機器は精度維持を図りつつ、将来に向けてより進化した先進的な機器や設備

を導入し、県内に限らず広域の中小企業の利用を視野に入れてほしい。 (その他)

・3Dプリンターを楽しみにしている。材料代が安いことを期待する。

・試験や分析といった業務は地味だが、試験機器を揃える余裕がない中小製造業に

とってはありがたい。さらに、依頼試験では、データ授受だけでなく、データの

考察やものづくりの工程に関わる意見交換が行われることが多く、センターの研

究員と企業の技術者が相互に意見交換や交流をする場でもある。

3.技術研修等による企業技術

者への取り組みは適切か

(評価意見)

・良好。適切に対応されている

・メールで案内を頂いており、いろいろと計画され機能していると感じている。 (課題提言)

・県内中小企業は不況の影響を払拭できているとはいえず、センターとして企業 技術者のレベルアップに取組むことは重要。今後も、企業側のニーズに基づく 研修計画を立てることによって、少しでも多くの技術者が研修に参加でき、よ り実りあるものにしていくことが必要。

・「グッドデザイン商品創出支援事業」は、事業者の能力向上に大変役立つ事業 で、女性や若い経営者などに積極的に参加していただくほか、成功事例を積極 的にPRしてもらいたい。

(その他)

・今年の新規企業は何社だったのか興味がある。研究開発したい会社は沢山ある

が、どんな会社を応援すべきかの意見交換会は必要。熱意と情熱があるかなど。

(9)

6

③「研究開発業務」関係

評 価 項 目 委 員 コ メ ン ト の 要 点

1 . 研 究 開 発 課 題 の 決 定 は 適 切

な方法で行われているか

(評価意見)

・外部委員も聘し委員会を行っており問題はない。現場主義による企業訪問の中 で企業ニーズの把握に努力している。

・技術審査委員会における研究開発課題の決定・評価を行うプロセスは問題ない。

・良行。適切に対応されている。 (課題提言)

・各研究開発事業の事後評価の結果を検証する必要がある。特に、経常研究は企

業の技術課題やニーズを基にセンター単独で研究開発を行うものであり、事後

評価の結果について十分な検証と説明が必要。

・企業ニーズ対応型研究事業は、補助金を取らないと出来ないのか。世の中のた めになるような研究開発は、堂々と税金を使っていくべき。自然を取り戻すと か、環境が良くなるとかの小手先でなく、本質からよくなっていくものなど。 ・特許件数が少ないのは残念。非常に困難なことだが、職員が中小企業の技術的

課題に関し更に広く・深く提案することが重要。現在の中小企業で技術的な課 題を明確に把握している経営者は少ないと感じている。

・多数意見の課題に取組むことも重要だが、少数意見の課題についても検討する 必要がある。

(その他)

・研究開発課題の決定評価は技術審査委員会で行われるようだが、その委員会の 評価内容及び結果報告(要点で可)を説明してもらえると分かり易いと感じた。

2 . 研 究 開 発 の 実 用 化 に 向 け た

取り組みは適切か

(評価意見)

・限られた人材と予算の中で,様々な研究開発業務に取組む姿勢は評価できる。 ・実用化・事業化の事例報告によれば適切であると感じた。企業ニーズ対応型研

究事業では、事業化率も大幅に向上しており、成果につながっていると思う。 ・実用化・事業化事例の説明に関してその範囲では問題ないと判断する。 (課題提言)

・次世代電磁力応用技術開発事業は大分大学と連携して積極的に推進し,できる だけ多くの地場企業がこの分野に参画できることを期待する。

・積極的に対応しているが、実用化した結果の数がもっとほしい。 ・実用化・商品化は、いろいろ応援して戴きたいものがある。

・企業の立場から言うと、実用化ニーズは会計年度と関係なしに発生するため、 随時募集の企業ニーズ対応型研究事業に今後も期待したい。

・研究開発はセンターの技術だけで対応出来ないケースがあると思われる。他の センターとのさらなる連携を講じ、幅広い技術で対応することが必要。

3.研究開発成果の移転・事業化

の取り組みは適切か

(評価意見)

・センターにとって研究開発成果の移転・事業化は重要な課題であり、出願、登録、

実施許諾等の件数や実施料収入の増加に努めることは必要。しかし、センターは

純粋な研究機関ではなく、県内に研究開発型の企業が少ないことを考慮すれば、 特許等に係る件数等が少ないのはやむを得ないと思われる。

・研究開発は活発に行われていると感じた。「企業ニーズ対応」は更なる件数アッ プを期待したい。

・取り組みとしては適切に対応されている。 (課題提言)

・事業化は経営者の手腕だが、県が応援してくれると有難いと思う。

・技術シーズに基づく研究開発成果の実用化・事業化の推進においては、技術だけ

でなくマーケテイングやビジネス等に関わる支援も求められるが、将来に向けて

MOT、コーディネート養成講座を修了した研究員による支援事例を紹介すれば 企業も理解しやすいと考える。

・特許に関する支援は更なる活性化が重要。特許の流通に関する機能は?

・知財関係の実績が乏しく十分とは言えない。「グッドデザイン商品創出支援事業」

(10)

④「振興業務」関係

評 価 項 目 委 員 コ メ ン ト の 要 点

1 . 他 機 関 と の 連 携 は 適 切 に 図

れているか

(評価意見)

・大学、経済団体等との連携はスムーズに行われている。

・適切に取り組まれている。説明のあった範囲では問題ない。

(課題提言)

・県内の産学官連携は順調だが、県外の公設試や研究機関との連携は十分とは言え

ない。センターは「あなたの会社の研究室」を標榜しており、利用者はセンター

による課題解決に少なからず期待を寄せている。センター単独で対応できない場

合は、県外の公設試等を紹介するようなコーディネート活動も必要。

・技術的支援の幅を拡大するためには他の機関との連携が不可欠であり、更なる活

性化を期待する。

・将来に向けてイノベーションのコーディネータ役をセンターが果たすために、連

携の範囲をよりグローバルにしていくことを提案する。金融機関だけでなく、広

域且つ多様な専門家等との幅広い連携を模索してほしい。

・今後は、企業経営で必要不可欠となる資金の手当ても重要であり、金融機関との

連携を進める必要があると思う。

・産技と大学、産技と高専、どういうときに使うべきか、使えるのか。

・主役である各研究員が連携の機会を拡げるため積極的に外部に出ていく環境を組

織として作ってもらいたい。特に岩手大学のINSの例にみるように、産学官交

流のベースはオフの交流会にあり、研究員の積極的な参加を希望する。

2.成果の普及・広報への取り組

みは適切か

(評価意見)

・成果の普及及び情報発信を活発に行っており、特に広報業務の強化については

改善に向けた努力を行っている。

・適切であると感じた。「科学技術フェア」「研修生の受け入れ」等の活動は評

価できる。

・取り組みは積極的に行われている。

・支援事例集の作成配布により、より身近にセンターが活用できるようになった

と思う。

(課題提言)

・センターの存在感を利用者に示すため,引き続き戦略的な広報活動に取り組む

ことに期待する。

・支援事例集は小規模事業者はまだ活用が十分でないと思われるので、小規模事

業者に絞った普及・広報が必要ではないか。

・もっと成果を出されてもよいのではないか。

・成果報告は大切だが「あなたの会社の研究室」の活動としてされてはどうか。

3 . 科 学 技 術 の 振 興 へ の 取 り 組

みは適切か

(評価意見)

・「ものづくりプラザ」への入居企業が満杯であることはよい。今後も、入居企

業への適正な評価を行いながら、施設が有効に活用されることを望みたい。

・積極的に取り組まれている。

(課題提言)

・若者の就職状況が好転しない中で、インターンシップへの参加は就職意識を高

めるために意義がある。一人でも多くの若者がインターンシップに参加できる

ように積極的な広報をお願いしたい。

・みんなに知って戴く努力も大変だと感じた。みらいの子供、未来の会社、考え

方が良い会社など、そういう会社を仲間にしていくと、いろんな動きが生まれ

てくるのではと思う。

・子供の頃から科学技術に興味を持つことは重要であり、その一環として科学技

術フェアを実施することには意義がある。参加人員に限りはあると思うが、県

(11)

8

⑤「総合評価」関係

分 類 委 員 コ メ ン ト の 要 点

全般・組織・運営

・前年度の指摘事項に対して、改善に向けた取組みが行われてきたと判断できる。

・全体的に資料及び説明が丁寧で分かり易く、職員が真面目に職務に取り組んでいることが

感じられた。

・特色を持ったセンターとなることを期待する。

・センターも本質で考えていける機関になっていくと、未来に近づく気がする。

・時代は変化の真っただ中にあり、今これに力を入れなければならないというものにそれぞ

れの部署が重点的に取り組んでいく必要がある。

・「評価」という言葉が一人歩きしているように感じられた。企業経営では、業績評価、人

事評価という言葉が使われ、一時は成果主義としてもてはやされたが、社員が相互に協力

しなくなった、難題に挑戦しなくなった、管理職が無駄な仕事で忙しくて本来の仕事に取

り組めない等の弊害により、最近は見直しがされている。

・第3期中期業務計画でも職員の資質及び能力の向上は大事な柱になると思われる。従来の

定型的な評価項目に、職員のモチベーションといった視点も加味していただきたい。

・12の評価項目の内、11項目が取り組みや対応等の適切さを問う形で「Do things righ

t.」の面を強調している。「Do the right things.」の面を担っている「技術審査委員会」

の概要報告もあれば透明感が増して分かり易くなると感じた。

・業務指標は、量的な目標達成だけでなく、各業務において相手の要望にどの程度応えられ

たのかという質的な観点からの検証が必要。

・数値目標は重要だが、中身をより充実させる必要がある。数値目標の達成が先に立つと、

支援が中途半端になる部分が出てくると思う。中身の濃い支援をお願いしたい。

・電磁力担当研究員の大学への時間外派遣や研究員の外部資金獲得のために柔軟な対応がで

きるように、制度改革も含めた検討をお願いしたい。

・研究員の研修を質量ともに充実させ、コーディネート能力が向上するよう期待する。

・研究員が主体の組織では、研究員の能力、やる気が組織としての成果に直接的に繋がると

思われる。イノベーションが目的の1つであるセンターで、型にはめたような評価により業

績が産まれるのか、定型的な研修で本当に人材が人財になっているのかという疑問がある。

・個々の研究員が活き活きとして仕事にまい進しているか、自分の夢や技術や知見を製品化

しよう、事業化しようという気概や思いがあるか等といった質問事項も浮かんでくる。

技術支援

・人の集まる企画(研修・セミナー)が必要。

・技術指導なども大切だが、もっと企業などを連帯させて、その連帯の中で問題解決を図る

必要がある。それを行わない限り個別の技術指導などで忙殺されることになる。

・現在の中小企業ではハード面の改善は理解されているが、ソフト面を改善する企業は非常

に少ない。ソフト面の改善に向けた支援の充実をお願いしたい。

連携・科学技術振興

・県外の公設試や研究機関との連携が十分とは言えない。センター単独では県内企業のニー

ズに対応できない場合、県外の研究機関等を紹介するようなコーディネート活動も必要。

・東九州地域医療産業拠点構想(東九州メディカルバレー構想)に対して、センターが単な

る研究会支援機関としてではなく、研究面で積極的に関与することを望む。

・大分大学との連携を強化して、地場企業の意識向上を図ってもらいたい。

・産・学・官・金の連携による改善活動を県下でシステム化する必要を強く感じる。

・インターンシップに参加する研修生が増加することを期待したい。

研究開発

・研究開発業務は、事後評価結果の検証が必要。特にセンター単独で行う経常研究の事後評

価結果の検証は重要である。

・今年は特にこれに頑張って成果を出したという、マスコミなどが注目するような成果がほ

しい。そういった成果があれば県民も注目するし、利用者が今以上に増加すると思う。

その他

・パフォーマンスや便利さの追求はここまでにして、これからは人間として大事なことをは

(12)

機関評価委員会実施要領

大分県産業科学技術センター(以下「センター」という。

)の運営や業務全般に関わる評価は、この

要領により行うものとする。

(機関評価委員会)

第1条

センターの運営や業務全般に関わる評価を行うため、センターに機関評価委員会(以下「委員

会」という。

)を設置し、以下の項目について評価を行う。

(1)組織・運営体制:効率的・効果的な業務推進体制や運営、予算等

(2)事業・業務成果:センターが取り組む事業

ⅰ)技術支援業務:技術支援実績と技術審査委員会の内部評価結果に基づき、技術支援業務によ

る企業貢献度や企業満足度、経済的効果等

ⅱ)研究開発業務:研究成果と技術審査委員会の内部評価結果に基づき、研究実施による成果、

産業財産権、技術移転等企業貢献度

ⅲ)振興業務:科学技術の啓蒙普及、人的連携・交流等の活動

(3)総合評価:おおいた産業活力創造戦略の実現に向けた業務目標に対する進捗、達成度

(委員会の構成)

第2条

委員会の構成は以下のとおりとする。

(1) 委員は10名以内とし、大分県産業科学技術センター長(以下「センター長」という。

)が指

名する者。

(2) 委員長は、委員の互選による。

(3) 任期は、2年とする。

(委員会の開催)

第3条

委員会は、センター長の招集により、原則、毎年開催する。

(委員会の実施方法)

第4条

センターの運営や業務についての説明、及び質疑応答を行い、各委員から評価項目に即した講

評をまとめる。

(1) 説明者:センター長及びセンター長が指名する者

(2) 資

料:

「業務概要」

、その他参考資料

(評価の取扱い)

第5条

センター長は、委員会の結果及び講評に対する問題点について検討し、改善に努める。

改善内容等は後日、委員会に報告する。また、委員会における評価結果と講評、改善内容等は委員の

承諾を得てホームページ等で公開する。ただし、企業情報等機密保持が必要な情報は公開しない。

(事務局)

第6条

委員会の事務局は、企画担当部署に置く。

(その他)

第7条

この要領に定めるもののほか、機関評価の実施に関し必要な事項の細目については、センター

長が別途これを定める。

附則:この要領は、平成 18 年 4 月 1 日から施行する。

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